▼ アルツハイマー患者の家族で考えるこれからの生活

もし自分の家族がアルツハイマーと診断されたら、その事実を急に受け入れることは難しいかもしれません。
しかし、アルツハイマーがどんな病気であるかを知り、これから先、家族でどう過ごしていくかを考えることが必要なのです。
家族の尊厳を守り、穏やかに過ごすことで病状の進行を遅らせることができ、また、介護する家族の負担も軽くするのです。

アルツハイマー患者の家族は、アルツハイマーがどのような病気であるのか、またどのような症状があるのかを知る必要があります。
その為には、患者の行動を理解し、どのように対処していくのかを医師やソーシャルワーカー、ケアマネージャーなどと相談しましょう。
そして、愛情を持って接し、患者の性格などを考慮し、患者がプライドを持って生活できるように、心がけましょう。

ずっと介護を続けていると、家族は疲れてしまい、患者だけでなく介護をしている家族の方が病気になってしまう場合もあります。
そのようなことのないように、介護を家族だけで頑張ろうとしないで、ケアマネージャーなどと相談して、介護保険を使ってデイケアなどのサービスを利用することも必要ではないかと思います。
家族の休める時間を確保することも、時には必要なのです。

アルツハイマー患者を介護する人が病気になることもありますね。
そのような時には、ショートステイのサービスも利用することができます。
介護する側、される側の両者が気持ちよく日常を過ごせるように、様々なサービスも大いに利用すると良いでしょう。

アルツハイマーを早期発見し、これからの生活を考える上での選択肢のひとつにグループホームがあります。
グループホームとは、認知症高齢者・知的障害者・精神障害者が少人数で共同生活をし、自立した生活を送る場所のことです。
認知症高齢者グループホームは、認知症の高齢者が5~9人の少人数で介護ヘルパーのケアを受ける施設です。
ここは、家庭的な雰囲気の中で地域との関係を大切に共同生活する施設で、入居者の個人の尊厳を大切にし、自立した日常生活を過ごせるような配慮のある場所になっています。
共同生活を営むことで心が安定して、認知症の進行を遅らせることができるので、問題行動の減少に効果があります。
そして、認知症の家族を持つ人の介護負担も軽減できます。
グループホームは、厚生省の痴呆対応型老人共同生活援助事業として法制化され、介護保険制度の保険給付の対象となっています。
現在では、認知症高齢者グループホームは、介護保険の要介護1~5の認知症の人達が利用しているそうです。

高齢化社会を迎えている日本は、アルツハイマーなどによる認知症の高齢者への対策も早急に必要としているのです。
介護の必要な認知症の高齢者に対して、グループホームの数は少ないので、待機待ちがある状態です。
また、料金・食事・居住費・介護保険利用料などを含めると10万円以上かかってしまい、その額が大きな負担となってしまいます。

アルツハイマーの初期症状に気づいたら、これからの生活場所の選択も考えなければなりませんね。
グループホームなど入居施設を選ぶ時は、しっかり見学し、利用料金や生活環境を良く考え選択しましょう。

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